沖永良部島の観光を行っていきます。今回は市街地に戻ってきました。ジッキョヌホーです。
ジッキョヌホー
ジッキョヌホー(瀬利覚の川、という意味)は水道が整備されるまで水源としてとして利用されていました。住吉暗川で出てきた暗川のなかまです。「平成の名水百選」に認定されたそうです。
ずっと曇りだったんですが小雨が降ってきました。入り口に駐車場があるので車を停めて見学してみます。
瀬利覚
ジッキョヌホーは、鹿児島県大島郡知名町瀬利覚(せりかく)にあります。ついでに「ジッキョ」が集落の名前、「ホー」が川の意味です。
この「せりかく」似ている地名に、沖縄本島の今帰仁に勢理客(せりきゃく)があります。ついでに伊是名島にもあります。
こっちを見ると勢理客は「じっちゃく」と読みます。すぐには理解できませんが「じっしゃく」から「せりきゃく」へと発音が変化しました。
ついでに「ジッキョ」が「せりかく」(地名である瀬利覚)という発音になりました。インターネットには様々な研究があります。
成り立ちについて更に詳しくは下記の文献がまとまっています。
与論島にも勢理客と同じ地名があったり、島の北側を「国頭」と呼んだりしています。例えば沖縄本島の一番北は国頭村(くにがみそん)だし、沖永良部島の北にある岬は国頭岬(くにがみみさき)です。奄美群島から沖縄県にも他に同じ地名が点在しています。この辺は言語地理沼(いま考えた)なのでハマってみるのも面白いです。沼から戻ってこれる保証はありません。
次回
閑話休題。現地で買ったものなどを紹介します。