熊本編の後半は湧水を巡ります。今回は高森湧水トンネル公園です。現在の南阿蘇鉄道高森線から現在の高千穂鉄道高千穂駅を結ぶ予定の鉄道トンネルとなるはずでしたが、トンネルを掘ってみると水が湧き出して工事は中止となりました。
トンネル工事が中止
wikipediaに載っていたので引用します。やっちまったな!って感じです。
ところが1977年2月、掘削中の高森トンネル(予定延長6500m)の入口から2050m地点の坑内で、地下水の水脈を誤って切断したために毎分36tの異常出水が発生、これにより高森町内の湧水8か所が枯れ、井戸水を使用していた約1,000戸もの家庭で水道が断水する事故が起きた。そのため鉄道公団側はトンネルからの水をポンプで吸い上げ、町内の家に配水するよう処置したが、被害は町内の水田約113haにも及んだ。翌1978年トンネル工事は一時中止となり、事故を巡って鉄道公団と地元との補償交渉が開始され、事故から10年以上経った1989年に補償協定が成立した。
現在は毎時32tの水が湧き出しています。
入口
トンネルの入口で料金を支払います。大人300円、子供100円です。
内部はトンネルの右側から入って奥まで行ってトンネルの左側から出てくる一方通行になっています。
トンネル内部
トンネル内の温度は気温17℃、水温は13℃だそうです。
間には湧水が流れています。
一番奥
10~15分くらい歩くと一番奥に到達します。歩いていける一番奥は岩が積み上がっていて、その間から水がドバドバ出ています。
水滴が空中に浮いているような錯覚を起こさせるウォーターパールがあります。
水車がありました。発電しているようです。
現在では必要のない待機場所。
まとめ
ここが間違って水脈切っちゃったところか~というのが感想です
高森駅から徒歩10分程度です
車で行くなら駐車場あり。いくつか駐車場がありますが第三駐車場が一番近いです
このトンネルの上に高森湧水館があります(が、インターネット上に情報が少ないので実在しないのではないかという印象があります)
次回
水源シリーズ・白川水源。