ここまでのあらすじ
JR四国の特急に乗って穴吹駅に到着するも、到着と同じ時間にバスが発車する鬼畜仕様のダイヤに苦しめられ、タクシーで移動しようにも先約があるので乗れないと言われ駅から2.5kmを歩きました。
今回は美馬市のうだつの街並みを見ていきます。
卯建とは
うだつが上がらないの「卯建」です。卯建とは民家の屋根の両側の上に張り出した壁のことです。主に防火の目的で作られました。お金を持っている住人が卯建を作ることができたため、卯建がある家はお金がある=繁盛している・成功しているという意味に捉えられます。
うだつの町並みができるまで
城下町として栄え、また吉野川が流れているため流通の中心地として発展。藍を集めて運びました。藍を取り扱った商人が富を築きました。現在は卯建がある家々が並んでいる観光地となっています。
吉野川が氾濫するため、台風が来る前に収穫できる藍を植えました。防虫効果が高い藍は江戸時代の農民の普段着にも使われました。
前回の画像の答え合わせ
前回出てきた写真の答え合わせ。舟着き場公園です。
ここには吉野川に続く川が流れていて、船で藍を持って来たり、運んだりしていました。
道の駅 藍蔵でお昼ごはん
腹が減ったので昼ごはん。藍蔵というお土産屋の二階がレストランになっていました。
2階のレストランからの風景。
うだつの町並みを歩く
上の画像の場所は下の地図にあたります。ここを中心として東西に町並みが続いています。
うだつの説明をする看板が立っていました。
うだつの町並みで見つけたものを取り上げていきます。
皇太子殿下行啓記念碑
書状集箱
「明治4年4月20日新式郵便制度が創始された時に使用していたものと同じ型」のポストが置かれていました。現在でもポストとして使われています。
オデオン座
うだつの町並みの外れのところにオデオン座という建物を見つけました。芝居小屋だそうです。
うだつの町並みにつづく道
農業倉庫
たおか
あとで調べてみたら、1日1組しか宿泊できない旅館だそうです。建物が有形文化財とのこと。
脇町図書館
うだつ稲荷
図書館の間を入っていくとうだつ稲荷がありました。うだつが上がるように祈りましょう。
うだつ実物模型
ちかくに倉庫がありました。
藍商佐直を見学
藍の商売で富をなしたお家。吉田直兵衛氏の家で、屋号が「佐直」。一般公開を行っているので見学することができます。
二階もあります。
庭に蔵がありそこにも入ることができました。
将棋が強い人がいたんだそうな。
当時の落書き。
当時に人による、へのへのもへじ。
見かけた看板
町にあった看板をまとめました。1箇所に固まっているわけではないので探してみてね。
松ぼっくりの無人販売所
松ぼっくりの無人販売所を発見。1個100円らしい。
珈琲処 角屋
コーヒーの時間。古民家カフェ。
うだつのまとめ
うだつが上がらないの語源を見ることができたのでよかった(こなみ)
吉野川があるので船でモノを運ぶのには都合がよい
台風が来て吉野川が氾濫するので藍を育てた
藍の商売で儲かった商人が富の象徴として卯建をつくった
立ち寄ったところのまとめ
うだつの町並み
今回は、穴吹駅から歩いていきました。途中吉野川などを見ながらなので30分くらいかかりました。タクシーを拾えていれば、JR穴吹駅からタクシーで10分程度です。バスは廃止になりました。
交通アクセスは一般道経由で高松市内から約1時間20分。徳島市内から約1時間。
脇町インターチェンジから10分。
駐車場は道の駅「藍ランドうだつ」を利用。
レストラン藍蔵
営業時間は 9時~18時。年中無休。
藍商佐直
藍の商売で成り上がった吉田さんの家です。
- 営業時間
- 9時~17時(最終入館 16:30)
- 休館日
- 12月27日~1月1日
- 入場料
- 大人 510円
- 小人 250円
珈琲処 角屋
古民家喫茶。疲れたので利用しました。
- 営業時間
- 10時~17時
- 定休日
- 木曜(年末年始営業)
参考
うだつの町並みについて
次回
高松空港免費バスのご紹介。実証実験だったので現在は廃止。