飛行機搭乗奇行

全国の空港を訪問中。2018年ANAダイヤ→SFC。2020年JGC修行完了

下地島空港にANAのA380型機フライングホヌが来たので見に行った(1)

 宮古島市の下地島にANAのA380型機、通称フライングホヌがやってきました。2021年10月30日にチャーターフライトでやってきました。

 今回のシリーズでは、ホヌがやってきたときの様子と、ホヌ内部の見学会に参加したレポートです。

 今回は用語の説明やらA380が来た意味についてまとめます。

ホヌが来た

はじめに

 A380や下地島空港について簡単に説明します。

A380とは

 飛行機の型番です。大きな飛行機で、座席は520席あります。ANAでは成田-ハワイ線で使っている飛行機の一つです。運休していましたが、2022年7月~10月にハワイ線を飛びます

 全長は72.7メートル、全幅は79.8メートル、高さは24.1メートルです。

下地島に駐機するA380

 エンジンが4発ついています。機内は二階建て。座席は520席。2階にはファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーがあり、1階にはエコノミークラスがあります。

 シートマップはこちらを参照してください:

www.ana.co.jp

 ANAはA380型機を3機所有しています。今回は1号機が使われました。

A380チャーターフライト

 成田を出発して宮古島市の下地島空港にやってきます。二泊三日のチャーターフライトとツアーが行われました。

 下の画像はチャーターフライトのタイトル画像のキャプチャです。

ツアーの案内

www.ana.co.jp

 お値段はファーストクラスで30万円くらい。エコノミークラスで10万円弱でした。料金表は下記のとおり。

お値段

下地島空港とは

みやこ下地島空港ターミナル

 宮古島市の下地島にあります。宮古島からは伊良部大橋、伊良部島を経由して車で行けます。開港は1979年で、当時はパイロットの訓練で使われていました。2019年に(再度)旅客化し、LCCのジェットスターやスカイマークが就航しています。一時期、香港エクスプレス航空が香港との国際線を飛ばしていました。沖縄県で国際線ターミナルを持っているのは那覇空港と下地島空港です。

 一方、宮古島には宮古空港があります。こちらは定期便としてANAやJALが乗り入れています。

 A380が離着陸に必要な滑走路の長さは3000m。宮古空港は2000mなので離着陸できません。一方、下地島空港の滑走路の長さは3000メートルあります。

 必要な滑走路長さについてはこちらをご覧ください:A380 - 航空軍事用語辞典++

下地島空港17ENDとは

下地島空港17END(写っている飛行機はジェットスター)

 下地島空港の滑走路の北の端が17END(ワンセブンエンド)と呼ばれています。滑走路脇にそって道路があり、飛行機の離発着を見ることができます。滑走路から続く誘導灯が環礁に向かって伸びています。干潮には白い砂浜が出現します。

下地島空港17END横の干潮時の砂浜

 着陸する飛行機と宮古ブルーに輝く海を一度に撮影できるスポットして有名になりました。A380がやってくると聞いて、飛行機と海を両方切り取った写真の作例が有名過ぎてコダワリが多くて血の気の多い人達が集まったらしいですよ。しらんけど。

「はじめに」のまとめ

 今回のA380がやってくるということは、A380が下地島空港に初めてやってくるという意味合いもありますし、ANAの旅客営業でも初めてやってくるということになります。

下地島空港に駐機するA380

 今回機体の駐機場所が近くから眺めることができるだけあって、地元民も集まっていました。成田空港よりも間近で見ることができました。

ホヌが来る前のようす

 下地島空港の17ENDには、ホヌを見るために沢山の人が来ていました。前日にロケハンをしたのでその場所を見つつ当日の位置取りを決めました。

ロケハンの図

ロケハンしつつ着陸を撮影

ホヌの着陸

直前にピカチュウジェット来る

 ホヌが着陸する前に、スカイマークのピカチュウジェットがやってきました。17ENDには人が沢山集まっていました。

ピカチュウジェット来る

ピカチュウジェットの着陸

 この大きさを覚えておいてください。

ホヌ来る

 17END側から直接降りてくると思いきや、滑走路の直上を越えてから旋回して着陸しました。予想GUY。着陸します。画像です。どうぞ。

ホヌが来た

 感想は一言「デカい」でした。

降機のようす

 管制塔があるターミナルビルの近くに駐機していました。出口がタラップで1箇所だったため、全員が下りるのに30分くらいかかっていました。バスが何度も往復していました。お出迎えやマスコミ関係の人も集まっていました。

 地元民も集まっていて、やってきたホヌを見ていました。

地元の人も来ている

 近くの木と対比してもデカさが際立ちます。

混雑について

 ホヌを一目見ようと沢山の人が17ENDに集まっていました。もちろん周辺の駐車場が埋まっており、通り池川には道路の両端に路上駐車が発生していました。警察が来て誘導していたようです。

 歩いて行ける17ENDの滑走路の端は立入禁止にのお触れが出ていました。空港側としては、4発機のエンジンの風で飛ばされることを懸念していたようです。ホヌが来る前に人を散らしていたようですがうまく行ったのかはわかりません。

 また、ホヌが駐機している横のフェンスにも簡易なバリケードがあり、フェンスに近づけないようになっていました。

反対側

次回

 駐機しているホヌの機内見学ツアーに参加したときの様子をお届けします。

 

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