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激走500キロ・鹿児島(10)知覧武家屋敷、そして手入れされた素晴らしい庭

 鹿児島市内のホテルを8時半頃にチェックアウトして知覧武家屋敷に向かいます。

 今回は知覧麓の武家屋敷群を見ていきます。「西郷どん」を見ていたり、「島津氏」に詳しい人はすでに知識をお持ちなので、いきなり本文に進んで構いません。もしかしたら既に武家屋敷を見たことがあるかも?


武家屋敷群の成り立ち

 江戸時代、薩摩藩の全人口の四分の一が武士となり、独自の外城制度として麓(ふもと)と飛ばれる武家屋敷群を作りました。江戸時代の終わりには120個所になりました。中心には領主の屋敷があり、その周りを馬場と呼ばれる道で割って武家屋敷が隣接するように配置されました。今回紹介する知覧の武家屋敷の特に庭園が有名です。

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平山克己氏庭園

 

 

アクセス

レンタカー

 鹿児島市内から車で一時間くらいです。谷山ICから入って指宿スカイラインを通って知覧ICにて降りました。通行料100円でした。知覧ICからは10分ほどで到着。近くには有料の駐車場がいくつかあります。

 無料の駐車場の位置はここです。

電車・バス

 公共交通機関なら鹿児島中央駅から「知覧・特攻観音入口」行の路線バスで1時間ちょっと。同じバスはJR指宿枕崎線・平川駅まで並走するのでそこまでJRで行くこともできます。「武家屋敷入口」バス停下車。正確にバス停名がわかっていれば九州のバス時刻表で検索できます。

 鹿児島といえばいわさきグループです。周辺の観光も可能な観光路線バスの乗り放題きっぷがあります。

www.iwasaki-corp.com

武家屋敷の場所

 森重堅邸庭園を目指して行きましょう。無料の駐車場のすぐ近くです。

 

営業情報

 庭園の拝観時間は 午前9時~午後5時

 入園料は高校生以上 530円、30人以上の団体は430円。

 小中学生は320円。団体は250円です。

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入園料(森重堅氏庭園より)

入園券を購入する

  入場券を買うと、7つの屋敷の庭園を見ることができます。

 今回駐車場を利用した森商店と、無料駐車場の最寄りの「森重堅氏庭園」で取り扱っています。他の商店でも購入することができるみたいですが、観光案内を見ても具体的な一覧がないので現地で頑張って探してください。

 コンビニでも前売りチケットを購入することができます。

opt.jtb.co.jp

 

道路の脇で鯉が泳いでいる

  今回森商店の有料駐車場を利用しました。道路の脇に水路があり、鯉が泳いでいました。

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知覧武家屋敷の駐車場

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鯉が泳いでいる

 ちなみに森商店で鯉のエサも販売しています。仕切りがあってそれぞれに鯉が何匹か泳いでいます。人が近づくと近寄ってきます。

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知覧武家屋敷の馬場を鑑賞

 直角に折れた道があります。防衛でもあります。

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この道が馬場。両脇に屋敷が点在

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大河ドラマ「西郷どん」の撮影地がありました

 

庭園の鑑賞

 ここからは庭園をじっくり見ていきます。7つあります。それぞれ番号が降られています。近場から見ていったので番号は順不同で並べてあります。

3. 平山亮一邸庭園

 ここからは武家屋敷と庭園を見ていきます。

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入口

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 ここから庭です。

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入口の門(庭から)

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 ツツジの刈り込みがあります。手前においてある石の柱は盆栽を乗せるためのものです。

2. 平山克己邸庭園

 ここは枯山水の庭園です。借景として母ヶ岳が見えるように造られています。

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 庭の様子をお届けします。

 

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庭園です

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よい庭です

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1. 西郷惠一郎邸庭園

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 ここから庭です。高い石組みを峰と見立てています。比較的広い庭です。

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4. 佐多美舟氏庭園

 知覧の庭園の中で一番豪華で広い庭園。

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5. 佐多民子邸庭園

 比較的小さい庭です。周りを岩で囲っていて迫ってくるようです。

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6. 佐多直忠邸庭園

 門を入ると目隠しの壁があります。屏風岩とも言います。

 庭園では遠くには母ヶ岳を望み高い岩を配置し、高い生け垣で囲われています。

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7. 森重堅邸庭園

 ここでも入園料の取り扱いがあります。ここには池があります。

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 入園券を取り扱っています。無料の休憩所もあります。

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入園料取扱所・休憩所

 さて、庭の方を見ていきます。

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池のある庭

 滝の水も出ており、鯉が泳いでいました。建物の縁側から座って眺めることができます。

庭園の他に入れる敷地

オモテ・ナカエから構成されている知覧型二ッ家

 庭園以外にも入ることができる敷地があります。この知覧型二ッ家です。オモテとナカエからなっています。もとはオモテとナカエは別の建物でしたがこのようにくっついています。建物の移動が面倒になったらしいです。さもありなん。

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知覧型二ッ家

旧高城家住宅

 こちらも敷地に入ることができます。

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入口

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案内の看板

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武家屋敷通り

 庭園の点在する武家屋敷通りは一般の民家も点在しています。その中に、なぜかかっぱがいました。

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 途中にカフェがあり、猫がいました。

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まとめ

 武家屋敷への入口はちょっと分かりにくいですが、500円ちょっと払うと無料で庭を見ることができます。

 東西に伸びる武家屋敷通りに、拝観できる庭園が点在しています。端から端まで600メートルくらいなので往復すると1キロを軽く超えるので2~3時間くらい時間を確保して見に行くのがよいでしょう。

知覧武家屋敷に関するリンク

 知覧武家屋敷のサイトはこちら。

chiran-bukeyashiki.com

 知覧観光協会のサイトはこちら。

www.chiran-navi.com

参考

 武家屋敷が誕生した理由については下記に記述があります。

kagoshima-fumoto.jp

www.asahi.com