今回は大鰐温泉で一泊します。筆者が泊まった中でもレベルが高い旅館だったのでご紹介します。
大鰐温泉にやってきました
大鰐の由来について触れておきましょう。大きなワニがいたから、ということではないようです。
大昔に大きな阿弥陀如来坐像があったことから「大阿弥陀」と呼ばれていたものが徐々に「大阿弥」→「大阿(オオアニ)」と変形し、やがて鰐が仏教の守護神であることと結びつき、「大鰐」と呼ばれるようになった、とも言われています。
温泉街の歴史は800年以上だそうです。
駅前に足湯あり
駅前にピンクのワニがいました。その下に足湯がありました。
旅館に向かいます。田舎ではありますが、夜になっても町自体は明るいという印象です。
ヤマニ仙遊館
駅から歩いておよそ10分、ヤマニ仙遊館に到着しました。創業140年だそうです。この旅館を訪れた著名人は初代内閣総理大臣・伊藤博文、南満州鉄道初代総裁・後藤新平、作家・田山花袋、第46代内閣総理大臣・片山哲、小説家・太宰治などなど。太宰治が訪れたエピソードは、まあ、その・・・(部屋に置かれているパンフレットにかかれています)senyukan.com
お部屋のようす
すぐ横に平川という川がながれていてせせらぎが一晩中聞こえます。この音のポイントが非常に高いです。なお、トイレは共同、お風呂は1階の共同風呂になります。風呂もタイル張りでなかなかよかったです。
旅館で日帰り温泉は営業していませんが、この建物の隣に大湯会館という共同浴場があります。泉質は「ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩泉」なので色がついているとか匂いがするとかはとくにありません。但し、少し熱め。
共用部
これがまたレトロですね。廊下をあるくとギシギシいいます。
夕食
チェックイン時に夕食の時間を聞かれました。建物を出てすぐ目の前にある別館の蔵で夕食です。Restaurant & Cafe Bar WANYです。
蔵の2階でお食事でした。3階にも上がることができます。
1階に古い電話がありました。大鰐局特設電話、昭和四年一月だそうです。
朝食
旅館の1階が朝食会場です。
この朝食会場、ふと見上げるとなんかものものしいんですよね。
ちょっとビビる。
部屋からの眺め
昨日は日が暮れてからの到着だったので改めて外の様子を。一晩中川の音が響き渡ります。うるさくもなく、静かでもない感じがよいです。
大鰐温泉駅・大鰐駅
旅館をチェックアウトして徒歩で大鰐駅へ。JR大鰐温泉駅と、弘南鉄道・大鰐駅が同居しています。
鰐come
駅から徒歩数分のところに大鰐町地域交流センター 鰐come(ワニカム)があります。地元の食材を販売しているお店やレストランそして温泉があります。
お土産屋で牛乳を買ったような記憶が。これだ。萩原牛乳。
そして近くには平川があります。
大鰐温泉はいいところでした。日本全国各地に泊まっていますがヤマニ旅館には一度泊まってみるべきです。部屋にこもると執筆活動が捗る(?)かも。
次回
「快速湯けむり号」で仙台を目指す!次回最終回予定。